高尾山頂には保育園児

富士山を見たくなったので高尾山に行く。我が家から1時間ちょっとで高尾山口駅に降り立った。

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山頂からは真っ白い富士の嶺が望めた。山頂には12月の平日というのに、多くの登山者がいた。中高年は勿論、学校行事だろうか大学生が沢山、それに保育園の年長らしい子供たちがいた。

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山頂の向こうの陽だまりでおにぎりを食べていたら、保育園児が前の方に移動してきた。しばし観察。動物園の猿山を見ているみたいに面白い。先生が指示すると、その通りやるのだ。ますリックを開け、敷物を取り出して敷く。次に背中につけているタオルを取る。この時期汗で体を冷やさない配慮だろう。それから上着を取り出して着る。

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次はお弁当。コンビニのお弁当なんかでなく、ちゃんと家で作ってもらっている。すっかりコンビニのおにぎり持参の高校生登山とは違うのだ。箸を使っている子もいる。外国人には箸を使うのは難しいのに、日本の子供はわずか5、6歳で自由に箸を使うのには感心する。みんなポットに飲み物も持っている。
この子たちがどうして幼稚園児ではなくて保育園児だと思うかというと、保護者がついていないからだ。でも先生だけでなく補助をする人はいる。

ここまで見ていて、息子のことを思い出してしまった。息子は保育園に行っていたけれど、最後の1年半は幼稚園に行った。隣が幼稚園だし、放課後は見てあげますと言ってくれたからだ。でもあとになって、母親がほとんど顔を出さないというのは随分寂しい思いをさせていたことに気づいた。ある時、幼稚園の遠足の写真を見た。みんな母親とお昼を食べている中で、息子は声をかけてくれた母親のグループに入れてもらって食べていた。あの頃、幼稚園の遠足は母親も一緒に行くものだなんて気づいていなかった。
もう一つ思い出したことがある。幼稚園にはご飯だけは持って行く日があった。私はすっかり忘れていた。すると担任の先生は我が家に入って、炊飯器にあったご飯を幼稚園に持って行ったのである。何しろ幼稚園は隣だし、鍵もかけずに暮らしていたから可能だった。

この記事へのコメント

ishiguro
2018年12月18日 16:02
何しろ出身が金沢なので、関東で育った方と違い高尾山なる山に、ミシュラン三つ星に輝くその頂に登ったことがない。今年、バスの添乗派遣会社に所属して日帰りバス添乗員をやっていたころ、有名旅行会社の高尾山研修を受けた。その研修を受けると、高尾山の登山を含む添乗員の仕事をくれるということで、、、 ようやく高尾山山頂と思って、山の道具を引っ張り出して勇んで出かけたら、イケメンの山歩きガイドのお兄さんがいろいろ説明するが、どうも、研修目的で途中までは歩くが、山頂まで行かないことが判明。 そういうわけで、いまだにこの高尾山は、自分にとっての未踏峰になっています。 高尾山の話から、保育園・幼稚園のお話は、妙に、切ない雰囲気が出ていて、少し胸が締め付けれらました。 みんな 幼児の頃は、自分がどんな環境にあっても、周りの子と違う具合になっていても、なんとか健気にその場を懸命にやり過ごそうと、必死になっている、そういう子供達をみると、どうも、目の奥がじんとなります。
momo
2018年12月18日 19:55
傑作なできごとですね!機転の利く先生だわ。
そうやって動ける人たちの中で子育てしていく
ものですよね。
高尾を越えた大学に週一回非常勤で行っています。
学生が英語を使うチャンスは高尾駅で
中央線に乗り換えるときに必ず不安そうにしている
人たちと話すことのようです。
hanabati
2018年12月27日 10:59
ishiguro様
トレーニングというと高尾さんに出かけています。スプリングエフェメラルのころ一緒にいかがですか。
momo様
今も英語を教えに行ってらっしゃるのですね。私は辞め時をうかがっているのですが、でもアウトプットの場があるのはいいなと思っています。

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