大島のキョン

山上たつひこの漫画「がきデカ」の、主人公こまわり君は時々「八丈島のキョン」のポーズをした。あの頃、八丈島にはキョンという、犬ぐらいの大きさの鹿がいると知って、いずれは対面したいものだと思っていた。そんな小さな鹿がいるなんて可愛いではないか。今日は八丈島ではなくて、伊豆大島でキョンに対面した。


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  都立大島公園は植物園、椿園、動物園からなる広い公園である。私の最大の目的は動物園に行ってキョンに会うこと。動物園はライオンとか象のような派手な動物はいなくておっとりした雰囲気。以外と広くてキョンがなかなか見つからない。やっと肩に赤い大きなオウムを乗せた飼育員の方を見つけ聞いたら、わざわざ案内してくれた。

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 キョンは動物園の目立たないところに飼われていた。それもそのはず、大島動物園では、台湾や中国南部にいるキョンを飼っていたら台風で壊れた柵の間から逃げ出し、天敵がいないことからあっという間に増えて今や人間の人口7500人を超す1万頭以上になり、困った存在なのだ。あと、大島では猿も人より多い。

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  キョンの園舎は上からしか見られない。だから目の前でじっくり見るわけにいかない。

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 中型の犬よりは大きい。鹿ほどはスマートな容姿ではない。全体に茶色っぽい。 

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  お尻のあたり、ちょっと不格好。

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 前日で椿祭りが終わった椿園の椿の花は盛りの時期を過ぎている。大島の椿というと、やぶ椿だけれど、こちらには様々な椿の木が集められている。でも私にとってうれしかったのは園内のあちこちに大島桜が咲いていたことだ。

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 大島桜は色が少し白くて、花の時には葉が少し出ている。

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 ソメイヨシノのような華やかさはないけれど、落ち着いた味わい。

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 園内のシダは芽を出していた。

この記事へのコメント

Ishiguro
2019年03月28日 12:01
八丈島のキョン! は 山上たつひこのがきデカで、死刑! とか、その他の言葉と一緒に大変流行したのを覚えています。 このキョン、今は、千葉県にも上陸?していて、住宅地の側まで生息地を拡大して、かなり問題になっているそうです。いすみ鉄道の北の方までもう進出していると思いました。 在来種、外来種、これだけ、各国との交流が進んでいると、強いものが勝つ世界になっているようで、子供の頃の、春の小川に象徴されるような、風景は、探すのが大変なことになってきました。
だんだんと 春が近く、クマガイソウも、芽を出してきて、季節の移ろいを感じます。 シジュウカラももう少しで、巣作りをしそうですが、今年は、ヒナが、アオダイショウの餌にならないように防御ネットを作ってもらったのですが、効果はどうなることか?
hanabati
2019年04月06日 12:16
河原を散歩していると、生えている植物はほとんど外来種の気がしてきます。タンポポもほとんど西洋タンポポばかりになり、次々に咲き続けるので、東御の庭に咲いたのは必死で刈っています。考えてみると、キョンは千葉から始まって、そのうち日本中に繁殖するかもしれませんね。何しろ大島では動物園から逃げたキョンが、今や人より多いのですから。

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